お悔やみ詐欺や架空請求で犯人にだまされないためのポイントとは?

大切な人を失って悲しんでいる家族にあてて、故人の未払い請求があると架空の請求を送り付ける「お悔やみ詐欺」が今話題となっています。

架空詐欺などにダマされないためには、だまされないためのポイントを知っておく必要があります。

今回のお悔やみ詐欺では、遺族から架空請求で金をだまし取ろうとしたとして、佐呂間町宮前町、無職、松尾邦春容疑者(52)を詐欺未遂容疑で逮捕されています。

今回は手紙を使った詐欺行為のようですが「お悔やみ詐欺」とはどのような手口で、犯人の狙いはどこにあるのか?

「お悔やみ詐欺」の犯人の手口にだまされないためのポイントなどについて調べてみました。

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遺族の元へ突然、請求の手紙が・・なぜ?

突然、こんな内容の手紙が届いたらびっくりしますよね。

もし、こんな手紙が届いたら・・・支払いますか?

お悔み詐欺事件の概要は?

北海道警札幌中央署は5日、新聞のお悔やみ欄を悪用し、遺族から架空請求で金をだまし取ろうとしたとして、佐呂間町宮前町、無職、松尾邦春容疑者(52)を詐欺未遂容疑で逮捕した。「金がほしかった」と話し、容疑を認めているという。

 逮捕容疑は6月21日ごろ、札幌市南区の60代の女性に対し、レンタルスペース業者を装い、「死亡した夫が違法なわいせつDVDを預けていた。警察に提出されたくなければ14年分の利用料金16万8000円を支払え」と虚偽の内容で金の振り込みを要求する手紙を送ったとしている。女性が警察に届け出て、発覚した。

 同署によると松尾容疑者は新聞のお悔やみ欄で確認した住所に、同様の手紙を約100通送ったと話しているという。手紙には自らの名前や銀行口座を明記した上で、新聞のお悔やみ欄で顧客の死亡を知り、荷物を確認したとの虚偽の説明をしていたという。

(毎日新聞)

 まさかの実名で請求をしていたとは、浅はかとしか言いようがありません。

ネットに掲載されていた松尾容疑者が作成した「お悔み詐欺」の手紙の内容には新聞のお悔やみ欄を見て手紙を送っているとの記載がされています。

故人の家族や会社関係者が、関係者の方に個人が亡くなったことを広くお知らせをするために「お悔み欄」に個人の名前、葬儀の日時、喪主、斎場などが記載されています。

なかには同姓同名の方がいた場合、迷惑になるからと故人の住所を掲載しているケースもあります。

今回の事件は、人の行為を逆手にとって、故人の住所あてに「架空請求」の手紙を送ったものです。

手紙の内容も、いわば恥ずかしい内容となっていることがキモみたいです。

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なぜ?架空請求にダマされるのか?

突然、このような手紙を受け取ると、家族としてはびっくりしますよね。

家族がどうするかは、故人の生きざまが影響してくると思います。

というのも、もし故人が本当にいかがわしいDVDとかを持っていそうな人だったり、いつも、何か問題を起こして家族に迷惑をかけているような人だったら

「また、もう!最後の最後まで・・・もう、しらない!」

といって、家族があきれて、手紙を放置するかもしれませんので、かえってダマされにくいかもしれません。

しかし、故人がとてもまじめな方で、社会的にもそれなりの地位にある方の場合、この手紙に書かれている

「ご主人の名誉を傷つける 」

という言葉がグッと胸に刺さります。故人はすでに亡くなっているのだから、本当なのか?と確かめることもできませんし、一人で悩んでしまうと

「もしかしたら、本当なのかもしれない・・・。こんな恥ずかしいことを世間に知られたくない・・・」

と思い込んでしまい、言われるがままにお金を支払っても、なんら不思議ではありません。

つまり「お悔み欄」に掲載する方は、社会的に地位の高い人が多いということです。

生前、かなりのやんちゃなことをやっていない限り、家族は故人の名誉を守ろうとします。

「お悔み詐欺」などの架空請求は、そんな家族の「故人を守りたい」という想いを逆手にとっているのです。

お悔み詐欺などの架空請求にダマされないためには?

このような手紙による架空請求は古典的に行われている手口です。

・故人から盗品や麻薬などの犯罪にかかわるものを預かっている

・故人からわいせつなものや写真を預かっている

・故人に金を貸していた・・・

このような、家族が知らないであろう、故人の情報を武器に「お悔み詐欺」などの架空請求は行われます。

それでは「お悔み詐欺」のような架空請求詐欺にダマされないためのポイントについてみておきましょう。

このような手紙を受け取ったら、まずは、大きく深呼吸を3回ほど繰り返し、気持ちを落ち着かせてから以下のポイントをチェックしていきましょう!

請求者を確かめる

誰からの請求なのか?請求の目的は使用料なのか?それとも脅迫なのか?

個人名での請求であればかなり怪しいですし、また、団体名であってもそのような団体があるのか、インターネットなどで検索をすれば必ず出てきますので、実在する団体名なのかを確認する必要があります。

その場合でも「一般社団法人」「一般財団法人」など似た法人名を語っている可能性もありますので、団体名だけではなく法人の種類もよく見ておくことが大切です。

また、直接連絡をする場合でも、送られてきた手紙に書いてある電話番号にかけてしまうとアウトです!相手の手口にまんまとひっかかってしまいます。

連絡をして確かめる場合には、 自分でネットなどで慎重に調べた団体の連絡先に請求内容を確認しましょう。

文書をよく確認する

今回の「お悔み詐欺」で送られてきた手紙を見てみると

「奥さんに言いますと・・・」

「所で・・」

「料金を踏み倒さないでくださいね。」

など、言葉の表現や使い方の間違いであったり、話し言葉であったりと文書としてはかなり稚拙な内容であることがわかります。

通常、金銭を請求するための文書はもう少し方ぐるしい言い回しをしますが、今回の松尾邦春容疑者の手紙は、あまりにも話し言葉を多用していますし、稚拙です。

また、今回の請求の手紙には

  • 荷物を預かっているとのことだが、場所、期間が不明瞭
  • 内内で処分をするとのことがだが、内内で処分したほうがヤバくない?
  • DVDを提出した段階で自分自身が怪しまれない?
  • 名前を伏せているといっているが、口座名義人の名前が載っているということは架空名義の口座なの?

などなど、突っ込みどころが満載です!

そのため、まずは落ち着いてよく文書を読むことが大切です!

もし、本当に生前の負債として請求するのであれば、相続の対象となりますし、相続税がかかるような相続であれば、かえって控除の資料となりますので、どこの誰にいくら夫妻があると明らかにしたいのは相続人のほうですので、本物ならば、逆に税金を減らせるいい資料となるのですけどね。

一人で決断をしない

突然の連絡をよこし、いついつまでに振り込まないと大変なことになる。

と架空請求を行っている犯人は期限を迫って答えを求めてきます。その狙いとは

ズバリ!人に相談をさせないこと。

特殊詐欺の多くは、人に相談することで冷静な判断を下すことができ、詐欺に引っかかる可能性を回避することができます。

つまり、架空請求をかける側からすると人に相談されると引っかからないため、できる限り一人で決断をするように期限を区切って答えを出すように迫るのです。

突然、見知らぬ請求が来て困惑する気持ちはわかりますが、困惑するからこそ、自分一人で考えずに家族や友人など周りの人を頼って相談をするようにしましょう。

警察に相談をする

  • 請求者を確かめる
  • 文書をよく確かめる
  • ひとりで決断をしない

これらの対応をするのも大切ですが、それと同時に警察にも相談をしましょう。

今回の「お悔やみ詐欺」では100通の手紙を送付していたように多くの人に同じような手紙を送付している可能性が高いと考えられます。

今後、同じように手紙を受け取った人が被害に遭わないように、まずは警察に届けることが必要です。

いかがわしいDVDを本当に保管していたらどうしようと心配になるかもしれませんが、本当ならば、ちゃんと実在する名前や団体名などを記載しているはずですし、本当であってもまともな業者であれば、親族に相談をすることなく直接警察に連絡をするのが正当な方法ですので、家族が心配をするヒマもなく警察へ通報が行くことになると思います。

そのため、今回のお悔やみ詐欺」のような手紙が来たときには迷いなく警察に通報することが最善策と言えます。

まとめ

今回の「お悔やみ詐欺」は犯人がまさかの実名でなにも工作をすることなく請求をしていたことで、スピード逮捕に至ることが出来ましたが、実際にはもっと巧妙な手口で架空請求や特殊詐欺を組織的に仕掛けてくるグループもいます。

でも、警察や銀行がことがあるごとに伝えているように

「電話でお金の話は詐欺です」

というのは間違いありません。

また、今回の「お悔やみ詐欺」のように手紙の場合であっても請求者が不明、または実在しない団体などの場合は100%詐欺と言っても過言ではないと思います。

今回の詐欺で被害に遭ったかたは少ないと思いますが、くれぐれも注意が必要です。

本当に気を付けましょうね。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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