つちやかおりの母がいるグループホームとはどんな認知症の介護施設?

「3年B組金八先生」でデビューをした女優でタレントのつちやかおりさんのお母さんが認知症のため、現在はグループホームに入居して生活を送っているとのことです。

つちやかおりさんの公式ブログによると、認知症のお母さんが認知症と診断をされたのは2014年のこと。そこから、つちやかおりさんとご家族の認知症と向き合う日々がはじまっています。

つちやかおりさんのお母さんは現在、グループホームという介護施設に入って介護を受けていますが、グループホームという施設はどのような施設なのでしょうか?また、利用料金などは高いのでしょうか?

気になりましたので、認知症の症状の特徴などとあわせて調べてみました。

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つちやかおりの母親の現在は?

 

つちやかおりさんのお母さんは、現在、お元気にグループホームで生活をされており、公式ブログには、レクレーション介護士の資格を取得して認知症の方々の 笑顔を 引き出す活動をしているお笑い芸人のレギュラーのお二人といっしょにお母さんとつちやかおりさんが映っている写真が投稿されていました。

この写真の他にも公式ブログには、お母さんの写真が掲載されていましたが、とってもお元気そうでいい笑顔をされています。

認知症高齢者のかたは、実はとっても環境の変化に弱い場合が多く、不安なことがあったり、嫌なことがあるとすぐに顔に表れ、暗い顔をしたり、しかめ面をしたりします。

その点で考えると、つちやかおりさんのお母さんは、写真で見るようにとても穏やかな顔をされています。

このようなおだやかな顔をされるということはとても良い介護を受けている証拠だと思います。

つちやかおりさんのお母さんの現在は、居心地の良いグループホームでお元気に過ごされているようでよかったです。

認知症の発症はいつから?

つちやかおりさんのお母さんが認知症の診断を受けたのは平成26年(2014年)2月のこと。つちやかおりさんがブログでお母さんが認知症の診断を受けたとの記事を投稿しています。

その当時、お母さんは、自宅でつちやかおりさんのお兄さんといっしょに生活をされており、主な介護はお兄さんがされていたとのことです。

しかし、そのお兄さんが介護のストレスや疲れが原因でうつ状態になります。

そのため、お兄さんとつちやかおりさんはは話し合いをして、平成27年(2015年)4月にお母さんをグループホームに入所させることを決断

はじめは「母親を捨てた」という罪悪感に悩んだというつちやかおりさん。

しかし、徐々にグループホームの生活に慣れていくお母さんをみていると入所させてよかったかも?という気持ちになってきたそうです。

それから、現在までの4年間をお母さんはグループホームで生活をされています。

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お母さんの認知症状は?

認知症と一言で言っても、実は様々な種類があるのはご存知でしょうか?

また、認知症になることで人はどのような症状が出てくるのでしょうか?

ここで、少し認知症について触れてみたいと思います。

認知症の種類とは?

認知症とは脳のネットワークが何らかの原因によって壊れることで、脳の機能に支障が生じている状態と言えます。認知症は、その原因により、大きく分けて4つの種類があります。

アルツハイマー型認知症

一番有名な認知症であり、認知症状の約7割弱を占めます。

この「アルツハイマー型」の認知症は脳の中心部分にある「海馬(かいば)」という記憶を司る部分から頭頂部、脳の後方にかけて委縮、つまり小さく縮むことで、脳が機能が低下し、認知症状が現れる病気です。

主に記憶の障害判断力の低下がみられます。

前頭側頭型認知症

脳のなかでも、脳の前のほうにあたる「前頭葉(ぜんとうよう)」という性格や人格を司る部分や脳の横の部分である「側頭葉(そくとうよう)が委縮する病気です。

人格や言葉を司る部分の機能が低下しますので、周囲の状況に関係なく、自分の思いのままに行動してしまうことや言葉に対する理解能力の低下がみられます。

レビー小体型認知症

脳の中心部分にあり、記憶の機能である「海馬(かいば)」や眼球から入ってきた情報を取り込み、視覚に影響力が大きな「後頭部(こうとうぶ)」までの血流量が低下資することで認知症状が発症します。

こちらの認知症の場合、主な症状としては幻覚や睡眠障害が発生することで有名であり、子どもの幻覚を見たといわれる高齢者が多いのも事実です。

脳血管性認知症

脳血管性とは、脳の血管が詰まる「脳梗塞」や脳の血管から出血する「脳出血」が原因で脳に血液が届かなくなり、脳の機能が低下してしまう症状です。

この認知症は、脳のどの場所でも起こりえます。そして、脳のどの部分が影響を受けるかによって現れる認知症状は異なります。

以上が、認知症状の主な種類です。

このことから、つちやかおりさんのお母さんの認知症は「アルツハイマー型認知症」ではないかと考えられます。

認知症になるとどんな症状が出る?

認知症には、大きく分けて「中核症状」「周辺症状」とがあります。

このことを知ることで、認知症の理解がとっても深まります。

それでは、それぞれの症状について確認しましょう。

中核症状とは?

中核症状とは、認知症を起こす原因によって現れる症状のことです。

例えば、アルツハイマー型認知症の場合、「海馬(かいば)」が委縮することによって記憶力の低下がみられます。この「記憶力の低下」が中核症状となります。

記憶力の低下以外にも中核症状には

睡眠障害理解判断力の低下などがあります。

また、ものごとの順番や手順などを組み立てることができなくなる実行機能障害時間や場所などがわからなくなる失見当識障害などがあります。

実行機能障害があるとものごとの手順がわからなくなりますので、そのまま車の運転をして大事故を起こす場合もありますので、大変危険です。

周辺症状とは?

周辺症状とは、中核症状がもとで起こる行動や心理状態のことです。

例えば、「頭が痛い」という症状が中核症状とすれば、頭が痛いことで「イライラする」「家族にあたる」「気分が落ち込む」「食事がとれない」などといった行動や心理状態が周辺症状にあたります。

認知症の周辺症状には不安や焦り、幻覚、妄想などの心理症状と徘徊や暴言、暴力、不眠、拒否などの行動症状があります。

事実、つちやかおりさんのお母さんも、徘徊により平成28年(2016年)10月に入居していたグループホームからいなくなるということがあっています。

このとき、お母さんは、徘徊中に転倒をしてしまい左手の中指と薬指を骨折し、一時、意識障害などもあったようですがすぐに回復されたようです。

徘徊によって、高いところからの転落や交通事故、また、海や川への落水などによって命を落とす高齢者もいますので、無事に見つかってよかったと思います。

周辺症状が介護負担の原因

認知症のかたの介護はとてもたいへんです。と言葉で言ってもなかなか伝わらないのですが・・・

私自身も認知症の父親の介護をしつつ、仕事でも認知症のかたと接することがあります。

何度も!何度も!何度も!何度も!同じことを尋ねてきます。5分おき、いや、ときには、わかりましたと振り返った、次の瞬間!

尋ねてくることは「ここにいていいのか?」「食事はまだか?」「〇〇はどこにいる?」など。

お気づきかと思いますが、質問形式が多いです。

つまり、何度も同じことを尋ねるということは、不安の裏返しでもあると言えます。

記憶障害という中核症状によって、不安という心理症状のため何度も繰り返し同じ質問をしてしまうのです。

このような時には「不安を解消するような言葉をかけ、不安を和らげるようにしましょう」って介護の本や福祉の偉い先生は言っていますが、家族となると「認知症という病気のせい」と分かっていても実際イライラしますよ。

確かに、不安や徘徊、介護拒否や暴言など、これらの周辺症状が介護者の気持ちや体力を奪っていくのは事実です。

そうなると、家族だけではどうしようもありません。

どこか、認知症の専門の介護施設はないものか?

ありました!それがグループホームなのです。

グループホームってどんな介護施設?

グループホームとは通称であり、正式には「認知症対応型共同生活介護」という介護保険を利用してはいる施設のことです。

正式名称では、長いし漢字ばかりなので、ここでは「グループホーム」でとおします。

グループホームとは、9名以下の認知症のかたが、それぞれが可能な範囲で食事を作ったり、洗濯物を畳んだり、お散歩したり、のんびりゆったり共同生活を送りながら、認知症になっても自分でできることをすることで、生活する能力を残していくことを目的とする認知症に特化した介護施設のことです。

グループホームの入所要件とは

グループホームは介護保険の施設ですので、まずは介護保険の認定を受けておく必要があります。

介護保険の認定を受けるには、各市区町村の介護保険の窓口で手続きができます。

そして、入所するためには

1 介護保険の認定結果が要支援2または要介護1~5のいずれかに該当すること

2 認知症の診断があること

3 グループホームがある自治体に住民票があること

この3つを満たしておく必要があります。

グループホームでの生活の様子は?

グループホームは、入居者が5名から9名が一つのグループとして生活を送っています。

お部屋は、個室であり、お風呂も家庭のユニットバスに近い形のところを採用している施設が多くみられます。

内容はグループホームによって異なりますが、例えば、陶器の食器を使ったり、ソファーでくつろげたり、床がフローリングや畳であるなど、ほとんど自宅に近い雰囲気の施設もあります。

なによりも多くても9名での共同生活ですので、大きな施設や病院とは違って、家族的な雰囲気の中で生活を送ることが最大の特徴です。

グループホームって大丈夫?

グループホームって小さい施設みたいだけど、運営とかは大丈夫?

という心配の声も聞かれますが、このグループホームは介護保険では地域密着型サービスに位置付けられています。

地域密着型サービスというのは、介護保険法で2か月に1回、つまり年に6回「運営推進会議」を開くことが義務付けられており、当然、グループホームでも年6回開かれるようになっています。

この運営推進会議には

利用者・利用者の家族・地域住民の代表者・市町村の職員または地域包括支援センターの職員・地域密着型サービスについて知見を有する者

が出席するようになっており、グループホームの行事や運営の状態、事故やヒヤリハットの報告などが行われています。

つまり、グループホームには定期的に利用者や家族、行政などの第3者の目が入り入居者のために適切な介護や運営が行われているかを確認できる安心のためのシステムがあるのです。

グループホームの利用料金は?

グループホームにかかる1ヶ月あたりの費用の内訳には、大きく分けて以下の4つがあります。施設や地域によって異なりますが、標準的な地方のグループホームの例でみてみますと

【介護費用】 介護保険1割負担の場合、約30,000円前後

【食  費】 約45,000円~

【居室料金】 約50,000円~

【光熱費等】 約20,000円~

【合  計】 約145,000円~

となっています。しかし、地域や施設によってはこの金額より安いところもあると思います。

特別養護老人ホームと比べて高いの?

認知症のかたの施設として特別養護老人ホームがありますが、こちらの料金は約6万円から15万円となっています。

特別養護老人ホームでは、収入や資産に応じて、食事代や居室料金が減額できる制度が利用できますが、グループホームには減額の制度はありません。

また、グループホームでは入居するときには、施設によっては一時金として10万円~数10万円が必要となりますが、特別養護老人ホームでは入所一時金は必要ありません。

そういった意味では、料金的にはグループホームは特別養護老人ホームより割高と言えます。

まとめ

つちやかおりさんのお母さんがグループホームで認知症になってもおだやかに生活を送られていることを知り、認知症やグループホームについてご紹介をしてきました。

グループホームをはじめ、介護施設を選ぶ場合、たくさん見学をして、ご本人が一番しっくりくるところを選ばれるのがイチバンと思います。

例えば、田園風景の中の介護施設を家族が景色がいいからと言って選んでも、ご本人さんは「こんな寂しいところはイヤ!」という場合もあれば、反対に便利がいいからと都会の中の施設を選んでも「こんなうるさいごみごみしたところはイヤ!」という方もいます。

ご本人が居心地のいい施設を選ぶことが大切なんだと思います。

そのような意味では、つちやかおりさんのお母さんはとってもいい笑顔をされてましたので、いい介護施設に巡り合われたのではと思っています。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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