心愛さんの死因が公判で父親勇一郎被告の判決に影響?罪が軽くなる?

流行りのはなし

小学校4年生の栗原心愛(みあ)さん(10)が今年の1月に千葉県野田市の自宅浴室で死亡をしていた児童虐待死亡事件について、16日に傷害ほう助罪で起訴されていた母親のなぎさ被告(32)の初公判が開かれました。

公判の中では「毎日地獄だった」となぎさ被告に心愛さんが告白していたことも明らかとなり、心愛さんが母親に助けを求めていたようですが、なぎさ被告も「助けてあげられなかった」ことを悔やむ場面もありました。

次に注目されるのは、心愛さんの死亡に直接的関与をしたと思わる父親の栗原勇一郎被告の初公判です。この公判では、今まで報道されていなかった心愛さんに対する虐待の詳細が明らかになると思いますが、もしかしたら、耳を疑いたくなるような内容が出てくるかもしれません。

ところで、勇一郎被告が起訴されている主な罪状は「傷害致死罪」です。
傷害致死罪(刑法205条)では3年以上の有期懲役となっています。果たして、この程度の量刑でいいのでしょうか?

心愛さんの死因によっては罪が軽くなってしまうようなことはないのでしょうか?

また、第2の心愛さんを出さないために私たち、残された大人たちににできることはなんなのでしょうか?

この事件では怒りがおさまりませんが、調べてみましたのでご紹介をいたします。

心愛さん虐待死の死因とは?

小学校4年生。わずか10歳の人生を父親である勇一郎被告によって強制的に終わらせてしまうきっかけを与えられてしまいました。

人がなくなるには、それ相応の原因が必要です。
それでは、心愛さんの死亡した原因とはなんだったのでしょう?
まずは、その前にこの事件を振り返ってみたいと思います。

心愛さんが自宅の浴槽で死亡しているのが見つかったのは1月24日のことです。
119番通報は、勇一郎被告が自らしており、浴室でぐったりしている心愛さんを救急隊が見つけ警察へ通報をしています。
その結果、両親である勇一郎被告となぎさ被告は逮捕されています。

司法解剖の結果は?

心愛さんの遺体は警察によって司法解剖解剖が行われました。
司法解剖を担当した解剖医が心愛さんの身体を調べたところ、洋服を着ると分からない場所に暴力を受けたと思われる「あざ」を確認しています。

しかし、暴力など外傷性による直接的な原因や病気などによる内因性の原因についても確認が取れず、結果、心愛さんの死因は不明とのことでした。
浴室で冷水をシャワーで浴びせられていたとの報道もありましたので、私は心愛さんの死因はてっきり「心臓マヒ」「溺死」なんだろうな!と思っていましたので、警察が発表した「死因不明」に対してモヤモヤした気持ちが残りました。

といっても、勝手にシロウトの一般市民が考えているだけですので、そこは解剖学を専門にされてい解剖医がきちんと調べても直接的な死因を特定することができなかったのだと思います。

死因に対する不満も

でも、納得いかないので、まだ食い下がっていますが・・・

勇一郎被告は心愛さんに対して報道されている主な内容だけでも

  • 食事を3日間に食事を与えない
  • 睡眠を十分にとらせない。
  • 「5秒以内に服を脱げ」の強要
  • 暖房のない浴室で冷水を浴びせる。
  • うつ伏せの心愛さんの背中に座る
  • ズボンと下着を下す

など、主な内容だけでも耳を疑いたくなるような行為を行っています。
これだけの虐待を受けているので「衰弱死」「餓死」「ストレス死」「ショック死」などの死因をつけることはできなかったのでしょうか?

ほんとうに、モヤモヤした気持ちでいっぱいです。

なぜ傷害致死罪なのか?

ところで、勇一郎被告の罪状は「傷害致死罪」です。
冒頭でご紹介したとおり、罪は3年以上の有期刑となっています。
もし、勇一郎被告が「死んでもいいと思った」「死ぬことはわかっていた」などの供述をしていれば、もしかしたら「殺人罪」が適用されたかもしれません。

わずか10歳の食事も睡眠もろくにとっていない衰弱しきった子どもに、真冬の1月に冷水のシャワーを浴びせることが、なぜ「殺人罪」ではないのでしょうか?

ものすごーーーーーーーーく、納得がいきません!!!!!

といっても、母親のなぎさ被告が「傷害ほう助罪」での実刑が言い渡されていることから考えると、この件はあくまで「傷害事件」として扱われるようです。
つまり、傷害致死罪が殺人罪に裁判で切り替わるということはないようですので、あとはできるだけ重たい罪を勇一郎被告に与えてもらいたいと願うばかりです!

頼みますよ!裁判官!
こんな事件こそ、裁判員制度で裁けばいいのに!と思ってしまいます

死因が裁判に与える影響とは?

ところで、心愛さんの死因は「不明」とのことでしたが、この「不明」という死因が公判では罪の重さを決めるための論点となりそうな気がします。

仮に心愛さんの死因が「衰弱死」や「ショック死」などと記載されてあった場合、勇一郎被告の心愛さんへの虐待が死亡の原因であることは明白となるわけです。
つまり、虐待という行為がなければ、心愛さんが衰弱やショックを受けることもなかったわけですので、虐待行為が死亡という結果を招いたと言えます。

そのため、虐待行為を行っていた勇一郎被告に対して、可能な限りの罪を求刑しても、求刑どおりの判決が出る可能性が高いと思います。
しかし、今回の件で心愛さんの死因は「不明」となっています。この不明がくせ者です。

なぜかというと、弁護側につけ入るスキがあるからです。

勇一郎被告の罪が軽くなる?

裁判ですので、勇一郎被告にも弁護士が付き、勇一郎被告の味方をします。
担当した弁護士はきっと、
心愛さんの死因が不明なため、もしかしたら虐待が直接的な死亡の原因ではなく、

心愛さんの身体のほうに死亡の原因があったのではないか?

そのため、死因は直接、虐待行為とは関係ないのではないのか?


虐待行為と心愛さんの死因には因果関係はないのではないのか?

などを主張して、無罪とまでは言いませんが、刑を軽くするための弁護活動を弁護士はすると思われます。

もしかしたら、勇一郎被告の罪が軽くなってしまうかもしれません!

気持的にはとても許せないのですが、考えてみれば、ほぼ国民全員が敵視している勇一郎被告の弁護をする弁護士ってたいへんだなって思いました。
きっと、その弁護士にも家族がいて、もしかしたら心愛さんと同じころの子どもさんがいるかもしれません。
それなのに、勇一郎被告の弁護をされる弁護士の先生には、仕事とはいえ本当に頭が下がります。

勇一郎被告の罪の重さは、最終的には裁判官が決めるのですが、虐待行為の内容と不明という死因の関係性をどう裁判官が判断をするのか、今後も注目をしていく必要があるようです。

第二の心愛さんを出さないために

今回の事件では、直接的に虐待をしていた勇一郎被告はもちろん許されるものではないのですが、もう一つ、世間では許されない対象がいます。

それが「児童相談所」です。

今回、児童相談所が勇一郎被告からの性的虐待の疑いがあるにもかかわらず、心愛さんを返してしまっていることに対して、かなりのバッシングが起こっています。
さらなる虐待の可能性があったのにもかかわらず、一旦親族の家に帰すことで虐待者である勇一郎被告との接触が予見できるにもかかわらず、返してしまうという失態を児童相談所がしています。

このことは、テレビのワイドショーで出演者が息をまいて糾弾していますので、ここではこれ以上触れませんが、今回の心愛さんのような事件が私たちの身近で起こらないとは言えません。

心愛さんのような痛ましいことがないように、児童虐待に対して、わたしたち市民はなにができるのでしょうか?

少しまとめてみました。

虐待されている子どもがいたら

あなたのお子さんではなく、親戚のお子さん、近くに住むお子さん、また、学校や幼稚園、保育園などに通っているお子さんが虐待を受けているみたい・・・

そんなとき、あなたはどうしますか?

見て見ぬふりをしますか?

そんな時には「189」をダイヤルしてください!

これは、全国共通の児童虐待通報専用ダイヤルです。
この電話にかけるとお近くの児童相談所に繋がり、児童虐待の専門家が対応をしてくれるようになっています。もちろん通報者の秘密は守られます。と、厚生労働省のホームページでは紹介されています。

しかし、この児童虐待通報ダイヤルは、固定電話からかけると最寄りの児童相談所にすぐつながるのですが、携帯電話からかけると、ガイダンスに沿ってつなげる児童相談所を特定するための動作が入りますので、面倒に感じるかもしれません。

しかし、この「189」に通報することが、児童虐待を児童相談所にいち早くつなげ、虐待にあっている子どもさんを助けるためには、現状では最善の方法です。

児童相談所に相談して大丈夫か?

今回の事件を考えるとそう思われるのも当然と思います。
しかし、現在の法律では児童虐待に対する相談や対応の窓口は児童相談所しかありませんので、ここは児童相談所の職員のみなさんの対応に期待したいと思っています。

といっても不安な場合は、警察にも相談をしておくとよいでしょう。
警察と児童相談所とで児童虐待に対応する事例はたくさんあるようです。もしかしたら、虐待をしている親が薬物を使用していたなど警察の関与が必要となる場合もあるかもしれません。

それにしても、現在の法律では現場での対応に限界があるようです。
今回の事件を機に児童相談所の権限が強くなったり、児童虐待に対する罪が重くなるなど、第二の心愛さんが二度とでないようにきちんと法整備をしてもらいたいと思っています。

まとめ

今回、心愛さんに対する勇一郎被告への罪が軽くなるかもしれないことについて、調べてみましたが、調べれば調べるほど、ほんとうに心が痛み、両親や行政に対して怒りが込み上げてくる事件でした。

私にも二人の娘がいますが、出来の良し悪しは関係なく、ただ娘というだけで可愛いものです。子どもを守るのが親の役目ともいいますが、役目としてではなく、人間として、いや動物として当然に自分の子孫を守るということが、生物としてプログラムされているのではないかと思っています。

今回のような自分の子どもを虐待する親は、子どもを自分の所有物のように思っている場合も多く、自分と違う人間であることを認識していない可能性があります。

そのことは暴力や暴言などだけではなく、過保護や過干渉といった行動の場合も同じように子供を自分の所有物として見ている場合もありますので要注意です。

親は親、子どもは子ども。

親が子どもを守るのは当然ですが、子どもは子どもの人生を生きている!このことを大切にしていく必要があると、今回の事件の原因となった児童虐待の問題を考えながら痛感しました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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