逃走犯の小林誠の保釈を許した裁判所や検察の責任は?横須賀のどこでなぜ逮捕となった?

社会のはなし

今月19日から逃亡を続けていた小林誠受刑者が23日7時過ぎに横須賀市知人のアパートに居るところを捜査員に取り囲まれ、逮捕されたとのニュースが流れました。

約5日間にわたる逃走劇でしたが、その間、イベントは中止になるし、学校は休みになるし、多大な迷惑をかけられた近隣住民。

逃亡犯の小林誠受刑者が横須賀市森崎で逮捕されるまで、こんなに大騒ぎになったのはいったい誰に責任があるのでしょうか?

検察の責任は?対応は正しかったのでしょうか?

また、裁判所の保釈の判断はよかったのでしょうか?責任はないのでしょうか?

気になりましたので調べてみました。

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5日間にわたる逃走劇に幕が

 まだ日が昇りきらない23日早朝。神奈川県横須賀市森崎のアパートを数十人もの捜査員が取り囲んだ。1人の容疑者には、異例ともいえる厳戒態勢が敷かれたが、逃走に逃走を重ね住民を恐怖に陥れた容疑者の確保には慎重が期された。

 捜査員らは、アパート一室に姿を確認。「小林、出てこい」「もう逃げられないぞ」。捜査員が外に出てくるように促すと、小林容疑者は素直に応じた。午前6時38分、公務執行妨害容疑で逮捕。逃走から約4日が経過していた。

 小林容疑者に力はなく横浜市内の地検にワンボックス車移された際は、天を仰ぎ、目を閉じていた。「何をしていたのか」。車を囲んだ報道陣らの問いかけにも、一切反応を示すことはなかった。

 発端は19日午後1時すぎのことだった。実刑確定から約4カ月にわたり出頭に応じなかった小林容疑者を地検事務官ら7人が収容に訪問。その際、小林容疑者は不快感を示した。「おまえらだましたな」。自室に引き返して包丁を握りしめると、7人の前で振り回して威嚇しながら駐車場に止めてあった車で逃走した。

 その後、小林容疑者は転々とした。当初は東名高速道路に入り、名古屋方面の遠方に逃走を図るとみられた。だが、地の利のある自宅周辺へと舞い戻り、その様子は、コンビニエンスストア2店の防犯カメラに捉えられていた。

 横浜地検は19日夜には顔写真を公開し情報を募っていたが、小林容疑者は服装も変え、理髪店に寄り短髪にもしていた。コンビニでは公衆電話で通話する姿も目撃され、知人らに資金などの協力を仰いでいたとみられる。

 逃走翌日の20日早朝には知人女性に厚木市から大和市まで車で送られ、知人男性宅に立ち寄った可能性がある。ただ、男性は「短時間で立ち去った」などと説明。小林容疑者の姿は確認できなかった。

 こうした中、小林容疑者は大胆な行動に出る。21日夜、県警に電話し「明日の午後1時に警察署に出頭する」と申し出た。声などから小林容疑者本人と確証され、県警は、出頭に備えたが、姿を現すことはなかった。捜査を攪乱する目的だったとみられる。

 だが、その大胆とも取れる行動で足が付いた。横須賀市内の公衆電話での目撃情報が浮上。県警が指紋を採取したところ小林容疑者と一致し、捜査範囲が一気に絞られた。周辺に知人の男がいることが判明、潜伏先のアパートが割り出された。

(Yahoo!ニュース)

小林誠受刑者が逮捕されたのは、神奈川県横須賀市森崎にある知人のアパートに潜伏しているところを捜査員に抑えられたそうです。

そのアパートの近くにある公衆電話から知人に電話をかけているところを何人もの市民に目撃されており、その公衆電話の指紋から小林誠受刑者が特定され、交友関係から潜伏しているアパートが判明したそうです。

携帯電話ではGPSなどから足がつくと思ったのでしょうが、少し大胆な行動過ぎたようです。長期間の逃走で少し気が緩んでいたのでしょうか?

それにしても、身柄が確保されてよかったです。

いったい誰のせいでこんな大騒ぎに

5日間、小林受刑者が逃げ回っていた間、愛川町と厚木市を中心に公共施設が閉鎖され、イベントはもちろん、小中学校なども休校となり、大きな影響がありました。

大騒ぎになったのは、先日、大阪で起きた拳銃強奪事件があったばかりだったこともあり、反応が大きかったのではと思われます。

しかし、大阪の事件と違って、今回の逃走劇では人的な被害がなかったためか、また、警察と検察が取り逃がしたことが影響をしていたのか、小林受刑者の画像が公開されるまでに時間がかかったようです。

それにしてもいったい誰のせいで大騒ぎになったのでしょうか?

逃げた小林誠受刑者が悪い?

もちろん、逃げた張本人である小林誠受刑者が悪いに決まっています。

裁判で刑が確定したことは知っていたはずですし、保釈される時に刑が確定すれば収監されることも承知していたはずです。

そのうえで逃げてしまっては、収監されたのちにいくら刑務所の中での態度が良くても刑期の短縮などはあり得ないと思います。

あとあと、自分自身が不利になることに加え、今回、起訴されるかはわかりませんが、公務執行妨害の容疑で逮捕されていますので、起訴されれば、その分の刑期も加わる可能性もあります。

逃げて、自分にとっていいことなんか一つもなかったのに・・・

それにしても、検察官たちが迎えに行った時に「おまえら、だましやがったな・・・」と叫んだそうですが、何をだまされたのでしょうか?

これについて詳しい報道はありませんでしたが、とても気になりました。

捕まえに行った検察官たちが悪い?

19日の午後に再三の出頭命令に応じない小林誠受刑者に対して、警察官2名と検察官5名が迎えに行った時に小林受刑者が包丁を持ち出し暴れだし、その後、車に乗って逃走をしたとのことです。

検察官は、法律のプロでありますが、犯人確保などの逮捕術を習っているわけではありませんので、仕方ありませんが、逮捕術を持ち、それこそ拳銃を所持している警察官が2名もいて取り逃がす状況が想像しにくいと思いました。

大人7人もいて、暴れることは想定できなかったのでしょうか?

いくら包丁を持っていたと言っても、車に乗ってエンジンをかけるまでの間になにか手立てをすることはできなかったでしょうか?

横浜地方検察庁の竹内寛志次席検事や山下法務大臣も謝罪をしていますが、さすがに初動のミスはかばいきれないようです。

保釈を許した裁判官が悪い

そもそも、なんで逃げる犯人を保釈したんだ!と文句を言いたくなる気持ちもわかります。

保釈を決めるのは裁判所の裁判官です。

被告人から保釈請求があった場合に保釈を許可するかどうかは、裁判官の裁量にゆだねられています。

カルロス・ゴーン氏が逮捕されたときに、勾留期間の長さが話題になりましたが、近年では拘留期間の短縮化の傾向もあり、わりと保釈が認められているようです。

また、保釈の対象が、先日、話題となったピーエル瀧さんや田口淳之介さんのような違法薬物による犯罪や殺人など強行犯に対しても保釈を認める傾向にあるようです。

基本的に保釈が許されるのは裁判の前の刑が決まっていない被告人の状態で保釈がされます。

刑が決まっていませんので、保釈の時に決められた条件以外は日常生活を送ることが出来ますが、裁判で刑が確定し、執行猶予がつかない実刑が確定すると「受刑者」と名前が変わり、刑務所に収監されることになります。

今回の事件は、この収監をする時点で起こったわけです。

保釈の場合、保釈保証金、いわゆる保釈金を預けて保釈を求めますが、保釈金の金額は、10億円の人もいれば、数百万円の人もいて、人によって様々です。

つまり、被告人がもし逃げた場合にかなり困る金額を事前に収めることで逃げるのを防ぐようというわけですが、今回の小林誠受刑者の保釈金は、当然、没収ということになるのだと思います。そのことを小林受益者は知っていたのでしょうか?

逃げるかもしれない?という前提がないから保釈を許可するのでしょうがもう少し慎重に許可を検討できなかったのでしょうか?

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同じようなケースはあるの?

報道によると今回の小林誠受刑者のように実刑が確定しても、服役に応じず逃走しているケースがあるようです。

このように実刑が決まっているにもかかわらず、逃亡し行方不明になるものを「遁刑(とんけい)者」と呼ぶとのことです。

前述のとおり、裁判所は近年では今まで許可がなかなか下りなかった薬物使用者や暴力団関係者などにも保釈を認めるようになり、その結果、実刑が決まっても収監に応じず、暴れたり逃げたりするケースがあるそうです。

収監する受刑者に粗暴性があって、暴れることが想定される場合は検察官だけでなく警察官も一緒に行くことがあるそうですが、今回の小林誠受刑者の場合もそのような対応となっていました。

今回の小林誠受刑者の場合は包丁を持って暴れたこともあり、大きな騒ぎとなってしまいました。

小林誠受刑者と同じように収監すべき受刑者が行方不明になっているケースがあるのか調べてみましたら、収監の時に逃げて行方不明になっている遁刑者が、昨年末の段階で全国で26人もいるそうです。

全国で26人も服役すべき犯罪者が放置状態になっているということですよね。

本当に保釈してよかったのでしょうか?

今回の小林受刑者の件もそうですが、保釈って裁判官が許可をするのであれば、保釈を許可した裁判官にも何らかのペナルティがあってもいいのではないかと思いました。

それぐらいの責任感を持って保釈を許可してほしい!と思ってしまうのは、変な考え方なのでしょうか?

ネットの声は?

まとめ

逃走をしていた逃走犯の小林受刑者の身柄が確保された件で、いったい誰のせいでこんな大騒ぎになったのか?ときになったので調べてみました。

ネットの声にもありますように、取り逃がしてしまった検察官と警察官は本当に失態だったといえますが、情報を流すのが遅かったのも批判を受ける要因の一つでした。

情報を公表することが遅くなったのは

自分たちの失敗を隠そうとしたのでしょうか?

できることなら公表する前に自分たちだけで身柄を確保してしまおうという魂胆が見え隠れしないでもないです。

もっと、大阪府吹田市で起こった拳銃強奪事件の時のように早い段階で逃走犯の情報を流していれば、ここまで大騒ぎにならずに済んだのかもしれません。

法務大臣と横浜地検の幹部が謝罪をしていましたが、保釈を決めた裁判官からはなにもコメントがありませんでした。謝罪コメントがないことが当然といえば当然ですが、なぜ保釈を許可したのか?許可の決め手となったのは何だったのか?その点は公表してもいいのではないのかな?と思ってしまいました。

とにかく、逃走犯がつかまって、明日からは学校も通常通りありますし、子どもたちは「チェッ!」と思っているかもしれませんが、子どもたちの預け先を考えなくてすむのでよかった!と思っている保護者の方も多いのではないでしょうか?

もうこんな事件が起こらないように、受刑者をお迎えに行くときには厳戒態勢でお願いしたいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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