近畿地方の令和元年(2019年)の梅雨入りと梅雨明けはいつから?

今年もジメッとした季節。そう!梅雨がやってきます。

嫌な季節は早く過ぎてほしいものですから、令和元年、2019年の近畿地方の梅雨入り梅雨明けがいつになるのかを過去のデータから予想したいと思います。

近畿地方とは京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県です。

ここ数年は、梅雨のシトシトと降る雨というよりも局地的な大雨による被害が目立っています。

そのため、大雨による被害を最小限にするための避難対策などについてもご紹介をしたいと思います。

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梅雨入りや梅雨明けはどうして決めている?

まずはその前に梅雨入りや梅雨明けはどうやって決めているかについて確認をしておきましょう。

気象庁のホームページによると

梅雨は季節現象であり、その入り明けは、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。ここに掲載した期日は移り変わりの期間の概ね中日を示しています。
「平年」は、平成22年(2010年)までの過去30年の平均(入り・明けを特定しなかった年は除外)の日付です。

との説明がなされています。

きっちりこの日!というわけではないようです。

前置きが長くなりましたが、近畿地方の今年の梅雨入りはいつからなのでしょうか?

過去のデータをもとに予想をしたいと思います。


近畿地方の「平年」の梅雨入りと梅雨明けは?

近畿地方の平年の梅雨入りや梅雨明けはいつのでしょうか?

過去のデータは気象庁のホームページをのぞくと

昭和26年(1951年)から平成30年(2018年)まで「過去68年分」

の気象庁が宣言した梅雨入りと梅雨明けの日付のデータがありましたので、このデータを活用しました。

そのなかで「平年」の梅雨入りや梅雨明けの傾向をみるためには、先ほどの気象庁の定義に照らしますと

1981年から2010年までの30年間のデータを参考にすればよい

ということになります。

そこで、平年の梅雨入りと梅雨明けの日付は

【近畿地方】

 平年の梅雨入り6月7日ごろ

 平年の梅雨明け7月21日ごろ

となっており、そのデータがこちらです。

1981年~2010年の梅雨入り・梅雨明けの日付

1993年は梅雨明けの時期がはっきりしなかったため、特定されていません。
「季節の移り変り」の中日を示しているため「ごろ」という表現になっています。


ちなみに過去68年年間のデータの中で一番早い梅雨明けは

昭和53年(1978年)の7月3日です。

また、一番遅い梅雨明けは平成21年(2009年)の8月3日であり、梅雨明けの期日にちょうど1ヶ月の差があります。

この平成21年(2009年)は、この年は過去68年の中で梅雨の期間が一番長く、また梅雨入りが平年よりも少し早く、6月3日であったこともあり、梅雨の期間は61日間もありました。

約2ヶ月の間も梅雨の期間が続いていたため、かなりジメジメした年だったと思います。

反対に梅雨の期間が一番短かったのは昭和33年(1958年)の6月25日から7月12日のわずか17日間でした。

水不足でなければ、毎年このくらいでいいのに!なんて思ってしまいました。

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令和元年(2019)の近畿地方の梅雨入りはいつ?

過去の平年のデータをもとに出した梅雨入りの平均値は6月7日ごろとなっています。

グラフをみていただいてわかるとおり、梅雨入りの日付はかなり上下しています。

しかし、梅雨入り日の傾向を表す近似曲線(赤い線)が、わずかですが年々と早くなっている傾向が見て取れます。

過去10年はどうだった?

一方、昨年までの過去10年間のデータをみてみますと、近似曲線を示す赤い矢印は徐々に梅雨明けが遅くなっていっていることが見て取れます。


過去30年間のグラフでは、年々梅雨入りが若干早くなっている傾向がありましたので、直近の10年間のグラフとは違う傾向にあるようです。

しかし、この10年間の梅雨入りの平均値は平年より少し早い「6月4日」でした。

令和元年度の梅雨入り予想は?

それでは、平年の傾向と、直近10年間の傾向とを見比べて、2019年の梅雨入りの日付を予想したいと思います。

過去のデータをまとめますと

・平年の梅雨入りを算定した過去30年の傾向は「早くなってきている」

・直近10年間の傾向は「遅くなってきている」

といった傾向が見て取れました。そのため、梅雨入りは平年より少し早まる可能性があると思います。

しかし、一昨年は、平年より2週間ほど遅く梅雨入りをしています。

そのことも入れて考えると

令和元年(2019)の近畿地方の梅雨入りは「直近10年間の平均値である6月4日~平年の6月7日の前後」ではないかと予想してみました。

令和元年(2019)の近畿地方の梅雨明けはいつ?

過去の平年のデータをもとに出した梅雨明けの平均値は7月21日ごろとなっています。

グラフの線が切れていますが、これは1993年の梅雨明けの時期がはっきりしておらず、梅雨明けが特定されていないためです。


グラフをみていただいてわかるとおり、梅雨明けの日付はかなり上下しています。

しかし、梅雨明け日の傾向を表す近似曲線(黄色い線)はほぼ平行で変化が少ないとの傾向が見て取れます。

過去10年はどうだった?

一方、昨年までの過去10年間のデータをみてみますと、2009年と2015年は極端に遅くなっていますが、矢印のように早くなっている傾向となっているように見えます。

過去30年間のグラフでは、梅雨明けの変化があまりない傾向がありましたが、直近の10年間は、梅雨明けの日付は早くなっている傾向があるようです。

そのため、直近10年間の梅雨明けの平均値は「7月16日ごろ」と平年より早くなっていました。

令和元年度の梅雨明け予想は?

それでは、平年の傾向と、直近10年間の傾向とを見比べて、2019年の梅雨明けの日付を予想したいと思います。

過去のデータをまとめますと

・平年の梅雨明けを算定した過去30年の傾向は「変化なし」

・直近10年間の傾向は「早くなってきている」

といった傾向が見て取れました。そのため、梅雨明けは平年より早まってきている可能性があると思います。

また、昨年は7月9日と平年よりも12日も早く梅雨明けをしています。

そのことも入れて考えると

令和元年(2019)の近畿地方の梅雨明けは「平年の7月21日の前後10日程度」ではないかと予想してみました。


令和元年(2019)の近畿地方の梅雨の降水量は?

このグラフは、過去10年分の梅雨の時期の降水量の平年比を表しています。

「梅雨の時期の降水量の平年比(地域平均値)」とは
全国の気象台・測候所等での観測値を用い、概ね梅雨の期間に相当する6~7月(奄美と奄美は5~6月)の2か月間降水量の平年比(%)を各地域で平均したものです。

過去の平年のデータをもとに出した梅雨の降水量の平均値は107.3%となっており、この10年間は平年より多くの雨が降っているようです。

特に昨年の2018年は平年の1.6倍の降水量が確認されています。

この年は台風7号や梅雨前線の影響による集中豪雨によって人的被害も発生しています。

そのため、令和元年(2019年)の近畿地方の梅雨時期の降水量も、平年より多い降水量の可能性があると思います。

近畿地方の梅雨対策はどうしたらいい?

梅雨時期の降水量の平年比では平年よりも多い雨が降ると思えます。

昨年の平成30年(2018年)の6月28日から7月8日にかけて発生した「平成30年7月豪雨」では、京都府舞鶴市や兵庫県神戸市などで72時間降雨量の記録を塗り替える大雨が降っています。

降水量の平年比に関わらず、狭い地域に短時間で集中的に大雨が降ることもあり油断はできません。

それでは、梅雨の雨に備えて、どのような対策をしておけばよいのでしょうか?

いくつかご紹介をいたします。

自宅の近くの危険な場所を事前に知る

自宅の周りで土砂崩れなどが発生する箇所はないか?

自宅が浸水する可能性はないか?

また、自宅から避難をする時に道路が冠水したり、土砂で通行止めになりそうなところはないか?などを確認しておきましょう。

これらのことは、お住まいの自治体が発行している「ハザードマップ」に掲載されていますので、事前に「ハザードマップ」を確認して、自宅や自宅の周囲の危険な個所について知っておくことが大切です。

避難の準備は事前に行う

近年の大雨は、局地的な豪雨も発生しており、短時間でまたたく間に浸水や洪水を起こすことが十分に考えられます。

つまり、雨が降り出してから避難準備をしても間に合わない可能性があります。

そのため、迅速な避難行動をとることができるよう、非常持ち出し袋の準備緊急時に持ち出すものの確認などを行っておき、素早く避難ができるようにしておきましょう。


気象情報や避難情報を手に入れる

いまは雨が強く降っていなくても、今後、大雨になる場合もあります。

そのような目に見えない気象情報を知ることで、早めに避難行動がとれるなど危険を回避することができます。

そのため、テレビ、ラジオ、インターネットなどで最新の情報を手に入れられるようにしておきましょう。

雨の状況によっては、停電になる可能性もありますので、突然に停電になった時の対策も必要です。

大雨警報などが発表されたときの対応は

気象庁が発表する気象情報は重要な情報順に以下の3つの段階で発表されます。

大雨特別警報
集中豪雨により数十年に一度の降雨量となる大雨が予想される場合に発表

大雨警報 
大雨による重大な土砂災害や浸水害が発生するおそれがあると予想したときに発表

大雨注意報
大雨による土砂災害や浸水害が発生するおそれがあると予想したときに発表

の3つがあります。

その他にも、土砂災害、浸水害に対してそれぞれ同じように「特別警報」「警報」「注意報」の3つのレベルで発表されます。

これらは市区町村単位で警報や注意報が発生されます。

これらの気象情報が発表されたときには、自治体が発令する避難情報と併せて行動をする必要があります。

避難情報が発令されたときの対応は

自治体が発令する避難情報には「避難指示(緊急)」「避難勧告」「避難準備・高齢者等避難開始」の3つが危険度の高い順に発令されます。

避難指示(緊急)
避難をしていない場合、直ちにその場から避難をする。しかし、外出することで命に危険性がある場合は自宅で待機をする。

自宅で待機をする場合は、例えば、崩れそうな法面から遠い部屋や浸水しそうな場合はより高い部屋など、危険性が少ない場所で待機をしましょう。

避難勧告
避難場所へ避難をする。また、地下空間にいる人は速やかに地上など安全な所へ避難をする。

避難準備・高齢者等避難開始
いつでも避難できるように準備をしておく。高齢者や障害者など避難に時間のかかる人は避難を開始する。

となっています。

これらの避難情報がお住まいの地域で出たときには、情報に応じた避難行動をとるようにしてください。

くり返しになりますが、近年の大雨は短時間で集中的に発生している場合が多く、避難をするための十分な時間をとることができない場合もありますので、迷いなく避難行動をとることが大切です。

しかし、自治体や気象庁からの情報には時間差が生じる場合も考えられます。

そのため、気象情報や避難情報の発表の有無に関係なく、危険を感じたときには、迷いなくすぐに指定された避難場所に避難をしましょう。

まとめ

令和元年(2019)の近畿地方の梅雨入り、梅雨明けについてご紹介をしたしました。

雨が多い季節、お出かけをするのにも、傘がいるだの、長靴は歩くにはいいけど、電車じゃちょっと恥ずかしいし、かといって靴は濡れてしまうので後が大変だし、ちょっと出かけるだけでも悩みが多い季節です。

梅雨って、やっぱり嫌い!

でも、梅雨に雨が降らないと大変なことも起きてしまいます。

平成6年(1994年)の話ですが、私が住んでいる地域では、この年は雨があまりにも降らなくて、春からずっと雨が少ない年でした。

また、同年の梅雨の時期の降水量は、平年と比べて44%と例年の半分にも満たない量しか雨が降らない状況に加えて、7月と8月が記録的な高温の日が続きました。

そのため、ダムが次から次へと干上がっていき、とうとう福岡県朝倉市にある寺内ダムが貯水率0%となるなど、壊滅的な渇水でした。

近くに川幅が50mほどの大きな川があるのですが、その水も干上がってしまい、対岸まで歩いて渡れるところもありました。

いままであたりまえに水がある生活しか送ってこなかった私は、水がなくなることの怖さを初めて体験をしました。

いくら、雨がイヤだ!と言っても、降らないと降らないで大変ですので、被害がない範囲で適度に降ってはもらいたいものです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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