間に合うのか?ラグビーワールドカップ2019熊本!

社会のはなし

2019年秋、ラグビーワールドカップが日本で開催され、楽しみにしている方も多いと思います。

しかし、その会場となるスタジアムの建設がワールドカップまでに間に合わないとしたら・・・

ラグビーファンならずとももどかしい気持ちになるのではないでしょうか?

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ワールドカップに間に合わない?

熊本市のえがお健康スタジアムで、現実に間に合わないかもしれない!そんな事態が起こっています。

同スタジアムは全国12都市で2019年9月から11月までに開催されるラグビーワールドカップ2019」の会場のひとつ。

会場整備基準の一つとして、ラグビーワールドカップ2019組織委員会が大型スクリーン(縦6.7メートル、横12メートル)を設置することを定めているが、その設置工事が大幅に遅れているとのこと。

いったい何が起きているのでしょうか?

 

原因は、巨大なスクリーンを設置するため、鉄骨を接合するのに必要な「高力ボルト」の不足。

東京オリンピックなどのため大型施設の建設ラッシュにより全国的に「高力ボルト」が不足している実情があるようです。

このことは、国土交通省が需給安定化に向け、業界に協力要請する異例の事態となっており、オリンピックの余波が熊本まで達しているということです。

高力(こうりき)ボルトとは

高力ボルトとは高い強度と強い締め付け力が求められる建設などの分野で使用されるボルトのこと。

素材から圧延工程など製品に至るまで高い品質管理で製造される国土交通大臣認定取得品だそうです。

つまり、ある一定の品質を保っていることを国が認めたボルトということになります。

高力ボルトは引っ張りに対する強度が強く、高層ビルや橋などに使用されているボルトとのことです。

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ラグビーワールドカップ開催への影響は?

えがお健康スタジアムでの試合予定

10月 6日(日) 16時45分~ フランス VS トンガ戦

10月13日(日) 17時45分~ ウエールズ VS ウルグアイ戦

 

ラグビーワールドカップ組織委員会は競技場に2基以上のスクリーン設置を要求。

昨年12月には、2基目を設置する工事を始め、2月中旬に完成予定だったが、高力ボルトが不足し、着手できない状況とのこと。

同県の国際スポーツ大会推進課によると、工事には高力ボルト約2千個が必要とのこと。 

「組織委からは8月末までに設置できれば問題ないと聞いている。工期は余裕を持って設定したが、入手できなければ、溶接などに工法を変更する必要がある」と同課。

なぜ不足する高力ボルト

高力ボルトは、引っ張り強度が強い部品であるため、高層ビルや橋などの大型建造物を建設するときに、その骨組みなる鉄骨と鉄骨をつなぐために不可欠な部品です。

ビルの建設現場や橋の下から見える鉄骨の端のほうに「ボコボコ」と半円形のボルトの頭を見たことがある方もあるのではないだろうか?その「ボコボコ」が高力ボルトというわけです。

通常の納期は1.5ヶ月ほど。

しかし、東京オリンピック・パラリンピックや各地の都市再開発が重なり、需要が急激に高まり、現在の納期は約4倍の6ヶ月にまで伸びているとのこと。

当然、価格も上昇しているようで

また、それだけ強度のある特殊な高力ボルトを作るにはそれ相応の技術も必要であり、作っているメーカーも少なく供給が追い付いていない状況もあるようです。

ここに至って、国土交通省も建設業界へ取り置きなど必要以上の発注を自粛するよう要請する一方、高力ボルトを制作しているメーカーへ安定供給への呼びかけを行っています。

安全を第一に・・・

資材不足で工期が遅れる。工期を間に合わせるために品質を落とす・・・

そんな事態だけは避けてほしいものです。

手抜き工事、欠陥住宅、品質改ざんなどなど

まっとうに仕事をして、品質を保っている職人からするといい迷惑な話だと思われるが、「工期が遅れる」と聞いた時の世間の意見は冷たいもんです。

それだけ、安全を犠牲にして利益を求めた企業があったのも事実。

しかし、今回はラグビーワールドカップに東京オリンピック・パラリンピック。そして、そのあとには大阪万博が控えていますし

工期も大切とは思いますが、それでも、技術者、職人として、また地震大国にあって、この強度!品質を保ち、安全な建物を作り上げる技術を守り抜いてほしい!と願うのは私だけではないのではないでしょうか?

 

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